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39Meister、鹿児島県肝付町にて高齢者見守りIoTシューズを用いた実験に成功

39Meister、鹿児島県肝付町にて高齢者見守りIoTシューズを用いた実験に成功

39Meister事業を運営する株式会社ハタプロは、株式会社フジクラ、株式会社キャラバン、株式会社LiveRidgeと、位置情報を取得する専用IoTシューズと、その位置検知を行う見守り専用システムを開発しました。

開発したIoTシューズと見守り専用システムを活用して、鹿児島県肝付町協力のもと、実際の利用シーンを想定した捜索実証実験を実施。

今回開発を行ったGPS端末を搭載したシューズを履いた2名の徘徊役が行方不明になったことを想定。徘徊役が出発した20分後から、5人程度で構成される捜索チームが、今回開発を行った見守りシステムを利用して探索を開始しました。

スマートフォン画面に表示される徘徊役の位置情報をもとに移動を行いながら、徘徊役を捜索したところ開始から約30分で徘徊役を発見。シューズとシステムの有用性を確認しました。

認知症による行方不明者の早期発見や安全確保という課題

IoTシューズと見守り専用システムは、認知症による行方不明者の早期発見や安全確保という課題を解決するために開発されました。

警察庁発表の統計によると、認知症またはその疑いによる行方不明者は全国で15,432人(2016年)を記録し、4年連続で1万人を超えるなど、その数は年々増加傾向にあります。

認知症による行方不明者の早期発見や安全確保は、日本の社会全体の問題となっています。高齢者が多く暮らす日本の各地域でも例外ではなく、何かしらの解決策が求められていました。

今回実験を行った鹿児島県肝付町では、認知症による行方不明者や、死亡事故などが実際に発生していました。何か対策をしなければならない一方で、人手による見守りには限界があり、ICTやIoTといった技術の導入が期待されていました。

従来のGPSデバイスが抱えていた課題

フジクラが2015年より事業社向けに提供してきたMVNOサービス「Oxymo(オキシモ)」とGPSによる位置情報との連携により、高齢者の見守りに活用できると期待されていました。

課題は、携帯することにありました。GPSデバイスを携帯していただかない限り位置検知はできません。特に認知症の方を対象とした際は、外出時に自然な形でGPSデバイスを携帯いただくことが課題でした。

そこで今回は外出時に身に着ける「靴」に着目。さらに行方不明になった方を探す側の立場にたって捜索オペレーションの課題も検討することにより、これまでの製品と比べるとより早期に発見ができるシステムを構築すべく本プロジェクトは立ち上がりました。

「靴」を活用した見守りの新たなソリューション

開発されたIoTシューズは、GPSが搭載されている点のみが特徴ではありません。これまで見守り目的で作られたGPS搭載シューズはGPSデバイスを搭載することに着目されており、履き心地を含めて靴として利用するためのユーザーニーズを満たしていないことが普及の妨げになってきました。

今回、トレッキングシューズメーカーであるキャラバンの持つ制作技術やデザインの専門性を活かし、GPSモジュールを靴の中に最適に実装。GPSを搭載しながらも、軽量かつ履き心地が良いという、実用性とデザイン性の高いシューズを開発しました。

IoTシューズと連動する位置検索システムにも、これまでは使い勝手の面に課題がありました。この課題を解決したのが、今回システム提供を担当したハタプロとLiveRidgeです。両社は、IoT向けの管理システムや医療介護向けのシステム開発に関するノウハウと実績があり、初見のユーザーでも迷わず使える捜索実用性の高いシステムを開発しました。

39Meisterは、それぞの分野で強みを持つパートナー企業と連携し、実際のフィールドでそのシステムを活用した見守りサービスの有用性を立証しました。