39works

NEWS/EVENT ニュース/イベント

NEWS

「ここくま」の介護施設への導入が決定、離れて暮らす高齢者と家族のコミュニケーションをサポート

「ここくま」の介護施設への導入が決定、離れて暮らす高齢者と家族のコミュニケーションをサポート

イワヤ株式会社、株式会社NTTドコモ、バイテックグローバルエレクトロニクス株式会社、MOOREdoll Inc.が共同開発し、2017年1月から発売が開始されたクマのぬいぐるみ型コミュニケーションロボット「ここくま」。

「ここくま」は、録音機能やスマホアプリと連動したボイスメッセージ機能、おはなし機能、人感センサーを活用した見守り機能などを備えたコミュニケーションロボットです。同ロボットはNTTドコモの新規事業創出プログラムである39worksから生まれました。

「ここくま」は、2016年10月~2017年3月の期間中にBCC株式会社の社内カンパニーであるスマイル・プラスカンパニーの協力を得て、介護施設への本格導入に向けた実証実験を実施。「ここくま」の利用と高齢者のQOL(quality of life)向上への相関、介護施設への「ここくま」の導入に向けた必要な機能・サービスの検証を行いました。

「個室でも寂しさを感じることがなくなった」というコメントも

実証実験の対象者は、関東と関西にある介護施設の利用者6人と、ご家族の6人、施設のスタッフの6人。「ここくま」を高齢者の方が暮らしている部屋や自宅に設置し、ご家族のスマホを介してメッセージのやり取りを定期的に実施しました。

実験の効果検証のために、実験前と後でアンケートやヒアリング調査を実施。アンケートでは、「ここくまがいてよかったか」という項目は5点満点で平均4.4点、「ここくまとのおしゃべりが楽しかったか」という項目は5点満点で平均4.0点と高く評価されました。

高齢者の方とそのご家族のコミュニケーション頻度が増えるなどの効果も見受けられ、実証実験の結果は良好。実証実験にご協力くださった高齢者の方からは次のようなコメントをいただきました。

「ここくまを通して家族と連絡ができ、常に誰かと一緒に暮らしている感覚もあるため、個室でも寂しさを感じることがなくなった」

また、介護施設のスタッフやご家族からは次のようなコメントをいただいています。

「ここくまを部屋に置いてから利用者の表情が明るくなった」

こうした実証実験の結果、株式会社スマイルらいふけあにおける「ここくま」の施設導入が決定。今後は、高齢者とそのご家族のコミュニケーション頻度の増加だけではなく、高齢者のQOLや認知機能の改善、ADL(日常生活動作)の改善にもつながる可能性を引き続き検証していきます。

今回の実証実験と介護現場への「ここくま」の導入決定について、担当者の横澤尚一は次のようにコメントしています。

「『ここくま』の事業化が決まる前、プロトタイプをたくさんのご家庭で使ってもらっていた際に、最初に「10万円出してでも欲しい!」と言ってくださったのは、母親が介護施設に入っている娘さんでした。当時から、「ここくま」は介護施設にいらっしゃる高齢者とご家族にも、必ず喜んでいただけるとの手応えを感じていました。これから介護施設ならではの課題やニーズを捉え、より一層喜んでいただけるサービスを提供していきたいと思います」

「ここくま」は、離れて暮らす高齢者とそのご家族のコミュニケーションをサポートするプロダクトとして展開してきました。今回の実証実験を皮切りに、介護領域での「ここくま」の販売を積極的に行っていく予定です。