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39Meisterの次世代通信網LoRaWAN™を活用して「神戸市ドコモ見守りサービス」が拡充

39Meisterの次世代通信網LoRaWAN™を活用して「神戸市ドコモ見守りサービス」が拡充

神戸市、国立大学法人神戸大学、株式会社NTTドコモ、株式会社ハタプロは、平成28年より実施している「神戸市ドコモ見守りサービス(実証事業)」を踏まえた、次世代の通信方式であるLoRaWAN™方式を用いた共同検証実験を実施します。

拡充する神戸市ドコモ見守りサービスでは、神戸市特有の高低差のある地形的な特徴を活かしたLoRaWAN™通信網を構築し、検知エリアを拡充。見守りサービスの品質向上の可能性を検証します。

LoRaWAN™の導入を担当するのは、LoRaWAN™関連事業を含む、IoTプロダクト開発をサポートする事業を行っている「39Meister」。「39Meister」は、39worksから生まれた事業であり、ハタプロが運営しています。

地域と通信技術で子どもたちを見守る「神戸市ドコモ見守りサービス」

神戸市ドコモ見守りサービスは、2016年9月から神戸市とドコモが共同して実施しています。

神戸市ドコモ見守りサービスでは、BLE(低電力ブルートゥース)のタグを活用。タグをもった子どもが検知ポイントとなる定点設置の受信機や、市内の本実証事業協力者が保有するスマートフォンの近くを通過する際、位置情報がサーバに通知され、子どもの見守りを可能にしました。

神戸市ドコモ見守りサービスでは、小学校、福祉施設、公共施設、阪神電鉄・阪急電鉄や市営地下鉄駅などの公共交通機関に検知ポイントを定点設置。さらに事業者の協力をえて、店舗や営業所などにも定点検知器を設置し、従業員の保有するスマートフォンも動点検知ポイントとして活用しました。

事業者や公共交通機関、公共施設のみならず、地域住民の協力も。地域住民向けに「見守り応援隊アプリ」を提供し、アプリがダウンロードされたスマートフォンも動点検知ポイントとして活用。広域での検出ネットワークを形成し、発見精度の高い見守りの実現に取り組みました。

次世代通信LoRaWAN™方式を用いて見守り範囲の拡充に挑戦

神戸市ドコモ見守りサービスによって、あらかじめ特定された地点においては精度の高い検知が出来ることを確認できました。一方、さらに広い範囲を検知するためには、BLEタグを検知するための受信機を多数設置することや、より多くの検知協力者が不可欠でした。

特に受信機を多数設置することには、大きなコストがかかります。こうした課題を解決するべく、拡充する神戸市ドコモ見守りサービスでは、BLE方式と相互補完する形でLoRaWAN™方式を導入。見守りサービスの品質向上とコスト削減を目指します。

39Meisterの責任者である菊地は、神戸市ドコモ見守りサービスの拡充に関して、このようにコメントしています。

「神戸市は、摩耶山をはじめとする山岳がとても近い場所に位置し、高低差の大きい地理的特徴があります。実際に訪れると、ロープウェイやケーブルカーが交通手段となっている場所も多いことに驚かされます。この独特の地形を利用し、少ない基地局の数で広範囲のエリアをカバーする通信実験が今回の実験となります」

実験に用いられる「LoRa®/LoRaWAN™」は、LPWA(Low Power, Wide Area の略称)と呼ばれる、日本においては免許不要な920MHz帯域の国際的な通信規格のひとつ。LPWAには、長距離通信が可能であること、通信機器の低消費電力化が可能であることなどが特徴として挙げられ、IoTの分野で今後急速に発展が見込まれる通信方式です。

今回、神戸市と協業することで、LPWA技術が見守りや防災に関して適用可能なのかを検証することができる、と菊地は語っています。

「LoRaをはじめとする920MHz帯のLPWA通信は特に小電力(20mW以下)での送信であることから、少しでも高い位置に基地局を設置するほうが有利です。今回、神戸市との協業により、通常は設置ができないような高い位置にLPWAの基地局を複数設置することができました。これにより市内の広い範囲を通信エリアとし、見守りや防災に関してLPWA技術が適用できるのかを検証いたします」

39Meisterはシステムに用いる機器の開発のみならず、LoRaWAN™に必要なネットワークサーバや管理システムまでを一貫してパッケージ提供しています。今回の神戸市での活用以外にも、今後自治体や法人企業との連携により、国内でのLPWA技術を普及することに貢献していく予定です。

(※本文中に記載されている会社名、団体組織名、サービス名、技術仕様名は、各社の登録商標または商標です。)